みんなで防ごう高齢者虐待

公開日 2022年07月19日

 高齢者が尊厳をもって生涯暮らすことができるように「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)」が平成184月に施行されました。
 高齢者虐待は、認知症や寝たきりになるなど自立度の低下、介護疲れ、生活上の問題など様々な要因が絡み合っています。高齢者やその家族が安心して生活を送
るためには、虐待に早期に気づき、高齢者やその家族を地域全体で見守り、助け合い、支援していくことが必要です。


【高齢者虐待とは】

 高齢者に対して、家族(介護者)や施設の職員など身近な人によって、不適切な扱いをされたり、心身の健康が損なわれたりするなどの次のような行為をいいます。

  •  身体的虐待

たたく、つねる、ける、やけどを負わせる、無理に食事を口にいれる、ベッドに縛り付けるなどの暴力行為や身体を拘束すること。

  •  心理的虐待

排泄の失敗等を人前で話すなど高齢者に恥をかかせる、ののしる、怒鳴りつける、子ども扱いするなど心理的苦痛を与えること。

  •  性的虐待

下半身を裸にして放置する、性行為の強要、人前で性器を写真に撮るなどわいせつな行為のこと。

  •  介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)

食事を与えない、入浴をさせない、劣悪な環境の中で生活させることなど介護をせずに放置するなど。

  •  経済的虐待

日常生活に必要なお金を渡さない、本人の年金等を無断で使用するなど。

 

【高齢者虐待を未然に防ぐためにできること】

 高齢者虐待は決して特別なことではなく、皆さんの身近にも起こりうることです。虐待を受けている側、している側どちらも自覚がないこともあります。

 

【家族(介護者)の方へ】

 一人で、または家族だけで介護を頑張り過ぎていませんか?

 誰にも相談できずに負担を抱え込むことで、気が付かないうちに虐待に発展してしまうことがあります。様々な介護サービスを活用したり、周囲の人に協力を求めたり、介護者の会や認知症カフェ等に参加して、思いを分かち合いましょう。また、介護の疲れを感じたり、認知症の方の介護に悩んだら、お気軽に喬木村地域包括支援センターや担当のケアマネジャーへご相談ください。

 

【地域の皆さまへ】

 高齢者の虐待防止、早期発見には、地域の見守り、気づき、助け合いが必要です。地域で虐待を受けている高齢者を発見したり、虐待かもしれないと思った場合には、喬木村地域包括支援センター(33-1120)へご相談ください。

お問い合わせ

保健福祉課 包括支援係
TEL:0265-33-1120
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